チョゴリファッションショー「伝統美」:前編「無から有の創造。」


2012年7月22日(日)。梅雨特有のジメジメした天気もいつの間にやら見る影もなく…照り付けるほどの夏の日差しの中、ANAクラウンプラザ神戸10Fの大宴会場にて、チョゴリファッションショー「伝統美(原題:전통미)」が催されました。大盛況のうちに幕を下ろした今回のチョゴリファッションショー。本日は事務局を代表して、盧美沙さんにインタビューをしてきました。
5000字を超える大ボリュームとなっていますので、今回は前編と後編に分けてお送りしたいと思います。

前編「無から有の創造。」

イベント、そしてその後のSTAFF達(もちろん女性オンリー)の打ち上げパーティー翌日という興奮も冷めやらぬままの今日、私のインタビューに快く答えてくれた盧美沙さん。日頃から明るく活発な印象を受けますが、昨日のショーの達成感からか、いつもよりもさらに明るい表情をしておられました。

1.「伝統美」開催の背景

―今回のファッションショーは、朝鮮青年同盟兵庫県本部(以降、朝青本部)と兵庫朝鮮歌舞団(以降、兵庫歌舞団)の共同主催で行われた、女性限定のイベントでしたよね。各朝青支部の女性代表と朝青本部、兵庫歌舞団が事務局を構成し、企画や場所の確保、宣伝物の作成や実際のチケット販売までありとあらゆる準備を自分たちでやり通したと聞いています。そこで、どんなきっかけで今回のイベントをやろうと思われたんですか?

まず自分たちが朝青として活動していて、もっと広い範囲の朝青世代の青年たちに輪を拡げたイベントをしたい、というのが始まりです。なので、同胞青年たち、その中でも特に「女性たち」にスポットをあてて、沢山の女性たちに楽しんでいただける企画はできないのか?という考えはずっとありました。

―女性はチョゴリとかファッションショーとか、大好きですもんね。

実は、今回いきなり「ファッションショーをやろう」と思い立ったわけじゃないんですよ。前期ぐらいから女性代表たちで、何かイベントをやりたいという話はしていたんです。特に、女性たちの永遠のテーマである「美」に関したものを。ただその時点ではまだ、小さな範囲でしか考えていなかったんです。発想というか着眼というか、いいことはやろうとしていたんですけどね。

なのでもっと開けたというか、朝青に名を連ねる若者たちがやるんだから、ある程度のメッセージ性のようなものも必要だと思ったんです。すると次第に、ただ「美に関してイベントをする」という考えから、同じ世代の同胞青年たちに向かって、「何を発信すべきなのか?」という考えに発展していきました。

その問いに対する私たちなりの答えが「民族性を守っていくこと」だったし、「民族婚を考えるきっかけ」だったんです。

―朝青(16~28歳ぐらい)の年齢で、もう結婚に対してですか?(笑)

もちろん、直接的に「民族婚」に関しては出しませんが(笑)。がっつり「民族婚」をアピールしたイベントにはせず、でも大事なメッセージを発信できるイベントにしようとは考えていました。そうしたら、チョゴリのファッションショーが的確なんじゃないかと。

―現代の同胞女性にとって「チョゴリ」とは、やっぱり人生の節目に着るものですもんね。一言で「チョゴリファッションショー」といっても、そんな深い想いがこもっていたとは、知りませんでした。

2.自分たちの力だけじゃなく

―では、どのくらいのSTAFFを動員したんですか?

今回は主に朝青本部、兵庫歌舞団、各朝青支部の女性代表たちで企画案を練りました。その他に各支部の朝青メンバーを中心に、モデルだけでも34人動員しました。

―STAFF全体で、40人ほどでしょうか?

STAFF全体だと、50人は超えると思います。朝青メンバーの他に、6社のチョゴリ屋さんにも協力していただきました。大阪からは、ブライダル クムガンさん、大邱商店さん、慶安商店さん、新興商会さん、ブライダルショップ チョンヘさんの5社ですね。兵庫からは、梨華ウェディングさん。そして梨華ウェディングさんと提携しているブライダル ビオトープさんがオープニングやエンドロールの制作をしてくださいました。

―こうしてみると、すごく大規模なイベントですね(笑)。

企画や準備してる間は、こんな規模になるなんて想像もしていませんでした(笑)。

前編はここまでです。

イベントの企画、準備の過程で、事務局のメンバーがどんなことを感じ、どんなことで悩み、どんな苦労があったのかがお分かりになったと思います。
何かを初めて行う時の不安感は、言い表せないほどのものがあったでしょう。言い換えればそれは無から有の創造で、ゴールの見えない試行錯誤を繰り返し、理想と構想をどこまで現実のものへと落とし込んでいけるかという、挑戦の過程だと思います。
後編では、実際にイベントを終えてみての感想や経験をお伺いしようと思います。是非ご覧ください。

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